上海の寿司店からの便り
Episode 008
今日は、今一番ホットなニュースについて
お話しします
処理水放出受け、中国が日本の水産品を全面禁輸
中国で塩「爆買い」、処理数放出で不安
はま寿司 中国の店舗で日本産ホタテなど販売中止
日本でも処理水放出に対して、色々な動きがあるようですが…
その話題は、どなたかにお任せして
中国側でのお話をしましょう
僕の知り合いで日本人の方ですが
上海で寿司店をやっております
彼は、オーナーシェフなので
ご自分で魚を捌いたりして
料理を提供しております
中国人、日本人の常連さんが沢山いらっしゃって、繁盛してます
2016年に僕が中国を離れてからも
月に2回は、顧客様宛のメッセージを届けてくれます
水曜日にも届きました
「夏が終わりに近づき秋の食材が増えて来ましたので、本日入荷のネタをご案内させて頂きます
先ずは今年初新秋刀魚‼️
秋刀魚の季節がやって来ました
今が最も旬の知床半島生筋子。
長良川天然落ち鮎。香り抜群です。
そろそろ旬が終わり子持ち鰰が出始めます。
秋から旬を迎える網走釣りキンキ。煮ても焼いても最高です。
他にも富山氷見金太郎鰯、岩手石鰈、函館磯粒貝、能登半島天然岩牡蠣、福岡鯖、神奈川小柴蝦蛄、富津青柳小柱、愛知芽ネギ、新湊白海老、礼文島雲丹、云南松茸などなど入荷致しました。
当店は中国が規制した10都県以外の安全かつ旬の美味しいネタを入荷しております。お時間ございましたら是非お越しくださいませ」
日本でも口に出来そうにないものばかりです。
勿論彼は、僕が日本にいることは知ってます。
時折メッセージのやり取りもします。
今回の件でお話を聞いたら
3ヶ月前から準備していたそうです。
塩「爆買い」については、
2003年を思い出しました
覚えてますか?
SARSが発生した年です。
僕は、その現場とも言える
広東省深圳にいました
富士日本料理で働いてました
SARSが巷で流行し、
咳をするのも周りを意識する
隣町の香港では、電車の中が、ガラガラ
感染の仕組みが分からないので、エレベーターのボタンを押すのもためらう
夜になるとTAXIもいないし、人も歩いていない
そんな環境のせいなのか、分かりませんが
僕は、その年の7月に
病気になってしまいました
to be continued...