弥山凌ハーフロックタイム

〜凌の気ままな日常〜

ウイスキーをハーフロックで グラスにウイスキーと水を半々に注ぐ 度数も下がって程よく酔っ払う そんな気分で… いくつになっても夢追い人、演者 弥山凌(ミヤマリョウ)の、取り止めもない、よもやま話を今夜も聞いてもらいましょう。

マッケンナを飲み干せ!『K・陽子』vol.9

アズザクロウフライより


Episode 079

2023年11月4日深夜発


今日の思い、今日の出来事@京都

10月23日に
空海の会』に参加したのですが、
僕の中に宗教に助けを求めるような意識はなく、お世話になってる吉田さんに誘われるままに参加した次第です。

とは言え、学ぶべきものは,学ばないと参加した意味がありません。

空海様の真言宗
三密行というものがあります
『身の修行』『口の修行』『意の修行』
身:正しい姿勢
背筋を正し、美しい振る舞いを心がける
口:言葉づかい
感謝の気持ちを持った言葉づかいを心がける
意:思いやりの心
正しく物事を判断できる心を養い、些細なことに流されず、優しい言動・行動を心がける

僕みたいな人間には,難しいですね、
怒りを抑えることができない事がよくあります
相手に話す言葉が強くなってしまいます
後で反省するのですが、
その場は、感情に支配されてしまう

僕が助けようとする子供達は、
世の中のことを知らず、純粋で
ワガママに育っているかもしれません

ワガママを聞いてあげて、
世の中に適応してもらうように
言葉を伝えなくてはいけません
ワガママと我慢の戦いです

子供を養うって、本当に大変な事だと思います
子供を持つ家庭の親御さんは、日々戦っていると思います
自分一人でも生きるのが大変なのに、
体力も精神力も、それに財力がないと
出来ないですね


僕の理想は、『参加型子供食堂』です
今自分がやってるお店の仕事は、それほど難しいものではありません
子供でも出来る事が、沢山あります
それを子供達に教えてあげる
自分で料理を作る、家族に食べてもらう
そう言う形態のお店を作ることができれば、世の中にデビューする前に世の中の事を少しでも知っていれば、スタート地点が違うのではないかと、それと家族との絆を深める事が出来るのではないかと、

2018年にアルメイダ神父を大分駅前のホルトホールで演じた僕に与えられた使命は、子供達を救う事なのかなと思う今日この頃です

 

 

不定期恋愛小説 『K・陽子』vol.9

 

ヘンリーマッケンナ

 

渡瀬さんは、女の子に振られる度に宮ちゃんと2人でお気に入りのヘンリーマッケンナを一晩で一本飲み干した。
その後は、店の近くにある天下一品で、シメの『こってり』のチャーシュー麺を注文し、残ったスープにライスをぶっかけて完食する。健康の事を考えてしまう僕には、到底真似の出来ない行動だった。僕は、いつもあっさりとこってりの中間のミックスをオーダーした。それで十分満足出来た。

Sが来て、30分もしないうちに渡瀬さんが宮ちゃんを伴ってやってきた。
「アニキ!Congratulation!コングラッチュー、レーション」
渡瀬さんの好きな米米CLUBのノリで入って来るなり、宮ちゃんと踊り始めた。他の客があっけにとられて2人を眺めていた。僕は、扱いに困って、目で合図してSに助けを求めた。
「渡瀬さんお待ちかねよ。美也子の隣に座って一緒に飲もうよ」
「コンバンワ、カールスモーキー渡瀬参上です。どうもどうもお待たせいたしました。宮ちゃん食べるのが遅いから、僕としては早く来たかったんだけど、ちょっと遅れました。アニキの誕生日へようこそ」
「先輩、人のせいにするんですか。宮です。はじめまして。よろしくお願いします。ちなみに恋人募集中です」
「宮ちゃんは、いいとこのボンなんです。芦屋知っています。金持ちが住んでいるので有名な神戸の山手、そこに実家があるんです。将来は社長っすよ」
「僕は家を継ぎたくないんです。親父と同じ人生を歩きたくないって言うか」
宮ちゃんワールドが始まりそうになる。
「オラオラカッコつけんでねえべ。今夜の主役はオレだっちゃ」
「そうよ。渡瀬さんも宮ちゃんも自分の事ばかり。今日は、誰かさんの誕生日、世界で一番能天気なパパが生まれた日よ」
「飲みますか、みんなで。アニキおめでとう乾杯!」
Sがプレゼントを持ってきてくれた。手編みのマフラー、渡瀬さんか羨ましそうに僕の方を見た。
「渡瀬さん、美也子にアタック、アタック!マフラー編んでくれるかもしれないよ」
「お願いします。今夜はゆっくり飲んで下さい。僕が後で送って行きますよ」
「先輩何考えてるんですか。危ないなあ」
「宮ちゃんこそ、何考えてるの。小夜さん僕危なくないですから」
「そうですよね。渡瀬さんは悪くない。女に見る目がないだけですよね。ハハッ!小夜さん問題ないっすよね。今が旬、お買い得ですよ。無理にとは言いませんが、明日の昼なんかどうです。デートしてあげたら」
「アニキ、そんな言い方したらダメでしょう。強引すぎますよ」
「ううん、オッケーします。どこへ連れて行ってくれるんですか。渡瀬さん」
「えっ、ホントに!本当にいいんですか」
「先輩、焦らず慌てずに」
「何だよ」

✳この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。