弥山凌ハーフロックタイム

〜凌の気ままな日常〜

ウイスキーをハーフロックで グラスにウイスキーと水を半々に注ぐ 度数も下がって程よく酔っ払う そんな気分で… いくつになっても夢追い人、演者 弥山凌(ミヤマリョウ)の、取り止めもない、よもやま話を今夜も聞いてもらいましょう。

まだ繋がってる。 

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Episode 070

2013年の奇跡5


2013年5月21日

元カノYYからの連絡は、あれ以来ない。
オレの住む世界から消えてしまったようだ。 
同じ時代に生きても、同じ町に住んでも、会えなければ存在しないのと同じだ。 
人と人が出会い交わるというのは、ある意味すごいことなのだ。 
縁というものか、、、 

彼女とは縁が無くなったのか。 
現実的に物事を考えれば、彼女には日本人の旦那がいて、娘が一人いる。 
幸せなのかもしれない、オレを求めたのは一時の気の迷い、それとも、オレの愛情を確認したかっただけなのかもしれない。 
彼女にとって僕はいてもいなくてもいい存在、都合のいい相手、一ヶ月に一回フランス料理を食べに行くような、オレはフランス料理か!(笑) 

それに僕はというと、彼女との一夜限りの関係で満足してる気がする。 
連絡を取る気もない、相手にとっては迷惑だろうし、現実との戦いの中に僕は存在すべきではない、、、 

それでも会いたい。それが本音か。 

2013年5月31日

27日の午後に突然メッセージが、、、 

あっ!来た。まだ繋がってる。 
前回会ったのが、5月2日、25日も経ってる。 
その昔彼女と初めて別れた時、5年でも10年でも待つと言った、携帯の番号を変えずにずっと待ち続けると、、、
狭い家の中でいつも同じ曲が流れていた
「你知道我在等你吗?」
僕の思いが通じたのか、一ヶ月後に戻って来た、その後も4回別れた。 

そんな関係って、普通あり得ないかも、これが最後だと思う。 

11時過ぎた頃、売り場に現れた、前より少し肥っているが、気にならない。 
オレだって前より肥ってる。 

to be continued.,


2023年10月26日
今日の思い、今日の出来事@京都

二ヶ月に一回髪を整えてもらってる
ヘアステージアズで、髪を染めました
前に染めたのは、2018年市民ミュージカル『宗麟の海』に参加した時,
宣教師ルイス・デ・アルメイダ を演じるので、
行きつけの美容院Cut House Ventoで
やってもらいました
二店ともヘアカット料金は、同じ4,400円
僕の経済観念では,ヘアカット料金は、5,000円以内と考えてます

気分も新たに明日から仕事に励みたいと思います
お店は,今まで以上に忙しくなってます
プライベートも相変わらず忙しい状態で、
頭の中では,GLAYの曲が鳴り響いています
忙しい日々に追われながら♬
幸せだとか不幸せだとか忘れていて♪

29日は,コワモテヤクザ風の僕の師匠の藤田さんが、沖縄からお見えになります
2021年7月11日に姫路で会って以来です

ワンメーターの近距離恋愛。

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Episode 069

2013年の奇跡4

2013年05月03日

二週間ぶりにショートメッセージが送られてきた、

4月18日に、昼間一緒に食事をしてから、連絡はなかった。 
僕は待つことしかできない、こちらから行動することは、相手にとっていささか不都合だ。 
僕の世界に彼女が存在していることで満足してはいたが、、、 
そろそろ連絡が来てもいいのではないかと思っていた。 

「今晩空いてる、一緒に食事しよう」 
「好的(いいよ)」
「私一人じゃないけど大丈夫」 
「没问题(問題ないよ)」
「BINGO広場ならわかるけど」 
「我也知道了(僕も知ってるよ)」
6時半に待ち合わせをする、2歳くらいの女の子が、ベビーカーに乗せられていた。 
ビルの3階にある中華レストラン『千秋』に入る。 
彼女と同棲してた頃、僕がよく家で作った料理を中心にオーダーした。 
思い出が、蘇ってくる、
あの頃の二人は、幸せだった、、、 

1時間半食事をして、レストランをつなぐ踊り場で子供と遊ぶ。 
すぐに僕に慣れた。
可愛い子だ、他の人が見たら、子供を連れた夫婦にしか見えないか。 
傍目から見れば幸せそうな風景、
オレがいまだかつて手にしたことのないシーン。 
映画の1シーンの中に存在するような錯覚に襲われる。 

8時半に分かれる。 
「子供を寝かせつけたら連絡するね、11時くらいになると思うけど」 
木曜日は、僕が主催してるビリヤード定例会、11時前に終わって路上に出た。 

予定通りメッセージが入る。 
「起きてる、どこに行けばいい」 
TAXIに飛び乗る、彼女の家までワンメーター、すぐに着いた。 
「私の家の下にいるの、すぐに降りていくね」 
5分ほどで彼女が現れる。 
「TAXIに乗るよ」 
彼女にどこへ行くのか尋ねる
「あなたのうちに行く、大丈夫?」 
彼女の家からワンメーターの距離だった
しかも、同じ通り沿いだ

部屋に入る、二人だけの空間、ベッドに二人で座る。 
彼女は何を求めてるのか、展開が速すぎる、昔のオレだったら何も考えずに、、、 
ありきたりのシナリオ、二人で昔話をする。 
「私って悪魔だったのかな?」 
「オレが悪かったんだよ、君を子ども扱いしていた」 
やがて、沈黙が空間を支配する。。。

彼女の肩をそっと抱く、、、 
KISSから始める、久しぶりの感触、昔何度も交わしたはずなのに、、、 
次はどうするんだっけ? 
「いいんだね」 
心の中で彼女に問いかける、、、 
抵抗はなかった
「オレも悪魔になったのかな」 
彼女は否定することなく微笑んだ。 

TAXIで家まで送った。 
次の約束はしなかった。 
何度目になるのか、オレは彼女を自分のものにした。 


to be continued....

かけがえのない日々。

イメージ pixabay

 

Episode 068

2013年の奇跡3

2013年04月25日

自分の中で彼女への気持ちが膨張していく。 
一緒にいた日々の記憶を頭の中で反芻する。 
幸せだったのか、不幸だったのか。 
彼女は何を見ていたのか、何を考えていたのか。 
僕は、あまりにも彼女を子供扱いしていなかったか。 
彼女は、僕の中で成長し、巣立っていったのではないか。 

繰り返すこともない、
今の彼女は、母親として生きている。 

破壊する必要もない、
僕は彼女をあの世界から救おうとしたのではないか。 
彼女はすでにあの世界から抜け出し、
幸せな家庭生活を送っているんだ


一週間前の木曜日の昼に一緒に食事をした。 
2時間近く同じ空間を共有した、至福の時間だった。 
言いたいことはたくさんあったが、月並みな話題しか持ち出せなかった。 
「好き」とか「愛してる」とか、言えるはずもなく、、、 
でも、彼女は理解してる、オレの気持ちを。 
2005年11月3日からのドラマチックな日々、かけがえのない日々。 
僕は幸せだった、、、 
手に入れたいものを手にしていた。 

ランチを終えて僕は職場に戻った。 
彼女からメッセージが届いた。 
「また会える?」 

to be continued....

彼女がボクの世界に戻ってきた。

Episode 067


2013年の奇跡2

2013年04月23日

彼女はまた現れた、僕の住む世界に、、、 
まるで三文小説のストーリーの如く、 
僕が記憶している限り、彼女と僕は4回別れ5回付き合った。 
そして、最終的に分かれた。 
2009年のことだ。 

今の僕は、彼女が僕の世界に戻ってきたことを神に感謝している。 
彼女が存在するだけで、世界は別のものに変わる。 
存在するだけでいいのだ。 
彼女に可愛い娘がいて、旦那がいても
何も怖くない。 

村上春樹の新刊の中に 
「肉体と心のどちらしか選べないとしたらどちらを選ぶ」 
という命題がある。 
肉体=SEXを意味するのか、 
僕はためらうことなく心と答えるだろう、両方を欲しようとは思わない。 
心だけでいい、彼女の存在を感じることができればいい。 
たまに彼女に誘われるままに食事をするチャンスがあればそれで満足だ。 
3年間彼女は、僕の住む世界に存在しなかったのだから、
会いたい気持ちをずっと無視してきたのだから、行動を起こすことなく、

彼女の携帯番号は3年前と変わってはいなかった。 
今のオレは幸せだ。 
未来に何が待っているのか・・・ 

何度目かの精神世界の旅が始まった。

to be continued...

奇跡は続くよ、どこまでも。

Episode 066

話は、『百日行』が生み出した世界に戻りますが、

お節介な知り合いがいて、元カノYYが、日本人と結婚した話はしました
2011年の後半だったか、定かではないですが、
お節介な友人が、再び僕の前に登場して、僕に教えてくれました

彼女に子供が出来たと

僕には与えられなかった幸せを
彼女は手にしたんですね

ところが、小説のような展開が、
この後待ち受けてるんですね

その前に

2009年蘇州久光デパ地下勤務から始まって、2010年上海万博にかかわり、武漢、広州、深圳に出張させてもらったり、他にも色々な仕事に関わらせて頂き、最終的に営業の仕事に移り、四年の間お世話になった食品会社峰二食品を2013年の初めにやめることになります
峰二食品で働いている間に舞台公演を3回経験したのも、何か不思議な気がします
社長にも上司にも同僚にも、会社が関わるメーカーの方々にも見に来て頂きました
僕が担当する飲食店のお客様にも見に来て頂きました
お陰で僕は、一人でチケットを100枚近く捌くことができました
本当に感謝しかないですね

会社では、問題児扱いで
早く辞めて欲しかったみたいでしたが 笑

次に神に与えられた仕事は、
貿易有限公司総経理
簡単に言うと上海支社の社長業です

仕事の内容は、
上海で有田焼を中心に九谷焼瀬戸焼唐津焼小鹿田焼、清水焼、志野焼などを販売する
僕にとって、生まれて初めて扱う商品でした

 

2013年の奇跡1

2013年04月11日

再会、ありえない再会、、、 
昔付き合ってた彼女にばったり、道で出会った、、、 
昔の彼女って? たくさんいるから分かんないって、、、 
そりゃまあmmm、そうなんですが。 

オレの人生の中で最愛の相手と言ってもいいかな、、、 
2005年の11月3日に出会って、2009年に分かれた相手、2年半一緒に生活し、
愛と憎しみのドラマを綴った相手、、
自分の中で結論が出ないまま別れた相手、、、 

偶然、会社が入ってるビルの下で会った、彼女は可愛い女の子を抱いていた、 
「君の子供?」 
「うん」 
何故か心が弾む、
一生会えないと思っていた相手に再び巡り会えたから、、、 

何かが始まるのかな、、、 
地獄? 天国? 
神が与えてくれるシナリオは、どちらなのか? 

to be continued...

Give me a chance.

Episode 65


真っ暗な夜道をかき分けて
火がともる部屋にたどり着いた
扉を静かに開け声をかける

暖かな暖炉が、目に飛び込んで
炉のそばに腰掛ける君がいた
何十年ぶりの再会なんだろう

元気そうで何よりと声がする
昔と同じ響きに心が動く
ずっとこの声を聞きたかった

自分のワガママで別れたのに
忘れられない君の面影を
何度も何度も求めていた

愛とは永遠に果てぬ思い
I keep on dreaming of you.
I never forget you.
I stay here..I still stay here.

目が覚めてベットの上にいた
わずかな温もりを感じていた
夢にしては、現実に近かった

パジャマ着のまま靴を履き
外に出て君の姿を探してみる
いつもと変わらぬ風景があった

愛とは永遠に果てぬ思い
I keep on dreaming of you.
I never forget you.
I stay here.I still stay here.

Give me a chance 
もし過ちが許されるなら
もう一度心の扉を開けて
僕の胸に抱かれて
Give me a chance.
愛してる 言葉に偽りはない
いつの日か君と手を繋いで
思い出に彩られた街を歩きたい
I'm still in love with you.

百日行の奇跡。

Episode 064

全ては『百日行』から始まった

2010年から現在まで
僕が手にしたEpisodeは,
『百日行』と言うヒラメキが無ければ、
何も起きていないかもしれない
 
腹筋を鍛えると言う行為は,
舞台に立つ為の準備だったかもしれない

そして、地下鉄の中で思いがけず、
目の前に飛び込んできた『mishandling』
が意味するものは,何だったのだろう

劇団上海アパッシユの存在は,
萬蔵(ばんくら)のkskから聞いて知っていたが、アパッシユと言う看板に近寄ろうともしなかったし、自分が上海で舞台に立つことなど、、
夢にも思っていなかった

僕の行動を見れば、ポジティブな人間だと思われるかもしれないが、
物事に対して慎重で、引っ込み思案な性格の一面を持つ人間だ

だから、W杯テレビ観賞での出会いがなかったら、、
劇団上海アパッシユに参加することもなかっただろうし、アパッシユに参加して演技を学ばなければ、芝居に対する真摯な姿勢も情熱も生まれず、演者としてのスキルも向上することなく、
日本にいた頃の出来の悪い役者のままだったと思う
今だって、独りよがりの演技力しか身に付けてないかもしれない
まあ、それは今後の課題でもありますが、


2011年から3年連続で行われた、
年に一回の公演で得たものは,
演者としての自覚であり、演者としての自信でもあった
公演のポスターには、毎回『弥山凌』の名前が刻まれ、確かに僕は存在したのだ

いつの頃からか、僕は,演者として生きることを欲すようになっていた
だからこそ、劇団の事情で、そのチャンスが無くなり、上海にいる意味がなくなったから、、
それが全てではないが、日本に戻ることにした


その後の行動について、簡潔にお話しする

2016年に日本に帰って、京都で働き始めてすぐに、劇団や事務所の情報を手に入れようと動いたが、
僕を必要とする劇団も芸能事務所も見つからなかった

2017年に大分に戻り、その翌年友人の紹介で事務所に所属する流れになり、台湾でテレビドラマに出演し、映画にも出演し、別の友人のルートで舞台にも立つことが出来た

2019年には,事務所の働きで東京に進出、準主役として新宿で舞台に立ち、
NHKの再現ドラマにもちょっとだけ顔を出し、CM撮影も経験した

全ては『百日行』が生み出した奇跡だ

to be continued...

2023・10・20 深夜記す